Fintech Report 2016 Spring

Fintechレポート無料版をダウンロードする

Fintech Blog フィンテックブログ

日本のFintech革命は遅れてるのか?

[fa icon="calendar"] 2016/04/07 11:00:00 / by DR Fintech編集班

DR Fintech編集班

Fintech」ないし「フィンテック」で検索すると、日本語でも結構なFintech情報が出てきますね。

でも、よくよく内容をみていくと、それらは3つのタイプに分けられます。

  1. Fintech事業者自ら発信するサイト
  2. 利用者としての立場からの発信(感想)サイト
  3. 経済産業省主催のFinTech研究会のホームページ

これまでシリコンバレーを中心に、海外のFintech革命の主要プレイヤーとそのサービスについて見てきました。

前回のFintech+人工知能で取り上げたとおり、少しずつ日本のFintech企業もサービスを開始していますが、その数はまだまだ少ないのが現状です。

FTtokyo.jpg 

 

なぜ、日本ではFintechスタートアップが少ないのか?

そんな理由を探るために最適な、日本のFintech企業の情報・動向がよくまとまっているサイトがあります。

それは、経済産業省主催の「産業・金融・IT融合に関する研究会(FinTech研究会)」のホームページです。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/economy.html
*こちらの上から6番目です(2016/3/30現在)

 

経済産業省主催のFinTech研究会ホームページは必見!

この研究会、20163月時点までに10回開催されています。

毎回のテーマに沿って、大手銀行や保険、証券・オンライン証券、クレジットカード、投資顧問・資産管理アドバイザー、PayPal、監査法人、シンクタンクなど様々な関連業界が意見を述べており、議事録や配布資料が公開されています。

当ブログでこれまで見てきたように、シリコンバレーを中心とする日本以外のFintechベンチャーは既存金融機関の非効率性を解消する方向で、別の言い方をすれば金融プロセスをアンバンドルし、クラウド化やAPI連携で新しく便利な機能を素早く市場に投入するという方向で動いています。 

それに比べると日本のFinTech企業は出遅れているように見えますが、前回の記事で見たように、資産管理サービス分野の様に、決して遅れを取っているわけではない分野もあるのではないかと思いました。

 

日本のFinTech革命は遅れているのか?

日本のFintech力について、第9回研究会の議事録にいい発言がありましたので抜粋しておきます。 

<引用開始>

日本について言えば、個人の金融リテラシーは高いと考えている。たとえば、バブル期、家計はピーク時に不動産を売り越している(金融機関は買い越している)が、これはその時点におけるベストパフォーミングアセットに資産をシフトしたものと評価できる。このことからも日本の個人の 金融リテラシーは決して低くなく、むしろリテラシーが低いのはマスコミ、経団連、一部の当局と感じる。 なぜ個人が株(金融商品)を買わなかったかといえば、個人の金融リテラシーが低いからではなく 日本経済がデフレだったからである。デフレ下で株などは買わない。また、日本のオンラインサービスの利便性は相対的に高い水準にある。日本の現状を冷静にとらえたうえで日本流のFinTechの 在り方を検討することが肝要と考える。

<引用終わり>

http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/fintech/pdf/009_gijiroku.pdf

 

たまたま、筆者は日米で暮らしたことがあるので、その実体験から日本に戻ってきて感じた金融サービスの不便を書き出すと次の通りです。

  1. 友達間の貸し借り精算にPayPalが使えない。(アメリカは無料でできますが、日本は手数料が発生)
  2. PayPalから銀行への最低引き出し金額が日本は高い(米国は確か手数料なし)
  3. 自分の口座からお金を引き出すとき、場合によっては振り込むときにも手数料がかかってしまう。しかも結構高い。
  4. なぜか法人口座の場合、オンラインバンキングの維持にコストがかかる(場合が多い)
  5. iPhoneの普及に伴い今ではほぼなくなりましたが、数年前まで日本のオンラインサービスはなぜかWindowsのみの対応だった。(米国は早くからOSに関係なく利用できました)

書き出してみて思うのは、これらはテクノロジーというよりは法規制や業界慣習が原因ですね。

 

FT_law.jpg

つまり、オンラインバンキングを始めとするFintechサービスは、日本では大手金融機関、証券会社、保険会社などがすでに提供しているので、ベンチャー企業の入り込む余地が他国ほど大きくないというのが実情なのではないかと思います。

ですから、欧米で注目される決済系のFintechベンチャーは、日本ではあまり目立ちません。

お金のデザイン THEO」や「エイト証券」が提供を開始したロボアドバイザーによる国際分散投資分野のFintechは、まだ、シリコンバレー企業も圧倒的に先行しているという状況でもなさそうなので、勝ち目があるかもしれません。

 

そんな日本とシリコンバレーを中心とする世界のFintechとの違いがわかるのが「Fintechレポート2016春」です。

  • Fintechの国際比較をしてみたい!
  • まだ手のついていないFintech分野を探してみたい!
  • 自社のサービスに取り込めそうなFintechを探してみたい!
そんな立体的な目でFintech業界を眺めるのにも便利なレポートです!

 

「Fintechレポート2016春」の詳細はこちら
 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

Fintechレポート無料版をダウンロードする

 

追伸:上記、日本で不便に感じたことを書いていたら、「Fintechレポート2016春」の編集長が寄ってきて「1はLINE PAYでできるよ」と教えてくれました。LINE PAY もし試されていたらコメントください!

 

追伸2:今回の記事をお楽しみいただけた方は、こちらもどうぞ!

Fintech革命は辺境から?金融の中心地、ニューヨーク、ロンドンに注目すべき理由!
http://info.digitalresearch.net/fintech/blog/post002

Topics: fintech, 遅れている, 日本

DR Fintech編集班

Written by DR Fintech編集班

Fintech Report 2016 春を作成しています。

Fintech Report サンプル版無料配布中

メールアドレスを入力して読者登録をする↓↓↓↓↓

fintechreport_banner.jpg

最近の投稿